【障がい者雇用】人間関係と好きな人

訪問介護士の日常

月に1回の外出

先日は軽度知的障がいの20代の男性の方と一緒に外出してきました。普段は大手アパレル企業で仕事をされています。


月1回のヘルパーとの外出をいつも楽しみにしておられ、昨日はスポッチャに行き、移動中に悩みを話をしてくれました。

職場での悩み

それは、職場で他の人が作業中に物を置く時の音が大きくてしんどくなることや、職場での人間関係のことでした。


話を聞いていると、物を置く音が大きいのはたくさんの商品を出すために素早く作業しているからで、仕事上は仕方のないことのようです。



上司に相談してみては?と言うと、もう相談されているようで、現在は話合いをしているとのこと。


人間関係についてはお話はしてくれましたが、具体的な内容を言語化することが少し難しいようでした。



僕の感じたところでは、この言語化することが難しかったり、時間がかかるため、まわりの方が少しコミュニケーションをとることに距離を置いているのかな?とも感じました。
(あくまでも僕の感じたところです)


障がいのある方の多くは、障がいについて理解がある人たちの中で生活をしています。


そのため周りの人が察して行動されます。


障がい者雇用で就職されると、周りの人のほとんどが障がいがあるということは知っているけど、じゃあどうしたらいいの?という方がほとんどになります。



そうなると、最初に何度かコミュニケーションに失敗すると、周りの人達はどう接して良いのかわからなくなり距離を置くことが多くなります。(もちろん、そうじゃない場合もあります)



そのために時々、店長さんと一緒に相談支援員さんや各事業所の担当の方が集まって支援していく方法を話合います。



それですぐに解決することはあまりないですが少しずつ改善策を講じていきます。



僕に悩みを相談してくれましたが、答えれることはあまりなく、ゆっくりと聞くことに専念しました。

少し、気持ちが楽になってくれたようで良かったです。



戦いごっこ

スポッチャに到着するとトランポリンの上で戦いごっこをされます。
一人で色々なキャラ設定をしてセリフを言われて敵も味方もこなしていきます。


汗だくになりながら1時間ほど楽しまれて終了。


スッキリとされたようで昼食を食べに行き、その後はゲームやカラオケを楽しまれました。

恋愛

帰り道では職場に好きな人がいると話をしてくれました。


あいさつ程度しか話をしたことがない人で、自分はヒーローが好きだけれど相手の女性はヒーローが好きではないと思う。


クレヨンしんちゃんやドラえもんの話をした方が良いかな?という内容でした。


今からそんなに考えてしまうと、話がうまくできなくなるかもしれないのではと思い、もう少し仕事の話などで普通に話せるようになってから、次のステップとして考えた方が良いかもしれないねと伝えました。


そんな話をしながら、すごく素敵だなーと思い、今までの自分の告白して成功した時のこと、たくさん振られた時の話をしました。


成功しても振られても、どちらにしても後から思いだすと良い思い出になります。

僕は振られることがほぼわかっている時でも、その都度成長していたので必ず告白してきたことを伝えると自分もそのつもりですと返答されました。



これから色々なことがあるだろうけど折れずに楽しく過ごしてくれたら良いなと思った1日でした。






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