【ガイドヘルパー】ガイドヘルパーってどんなことをするの?

訪問介護士の日常

具体的には何するの?

ガイドヘルパーを利用したい、ガイドヘルパーとして働きたい、だいたいはわかるけど具体的にはどんなことをするの?


お給料はどれくらいもらえるの?そんな質問を時々受けます。


あまり認知されていないかもしれませんが、きっと一度は街中で見かけているはず。


外出介助に14年以上従事している経験から皆さんにわかりやすく説明していきますので是非最後までお読み下さい。

目次

ガイドヘルパーとはどんなことをするの?

お願いしたら好きなだけ利用できるの?

ガイドヘルパーのお給料はどれくらい?


ガイドヘルパーとはどんなことをするの?

ガイドヘルパーは障がいのある方の外出時に一人では難しいことのお手伝いをします。



何より、障がいにより1人で外出できない方にとっては本当に必要なサービスです。


ただ、どんな介助をするかはその利用者さんのできることによって全く変わってきます。

例えば

・肢体不自由の方の場合

 食事や排泄の介助、お金の管理、車椅子を押すなど多岐にわたります。

・知的障がいがある方の場合

 食事や移動はご自身でされることが多いです。お金の管理、安全確保や移動手段の確保が主になります。


行き先は利用者さんの行きたい所にいくので時間が許す場所ならどこでも大丈夫です。

例えば

・映画館

・遊園地

・山登り

・スポーツ観戦

・プール

・買い物

・イベント

などです。


基本的にはヘルパーがスマホなどで調べて目的地まで行きますが、ご家族の方が地図を用意してくれたりもします。

交通費やチケット代は利用者さんが全額負担してくれます。ヘルパーが出すことはありません。

食事に関しては、ほとんどの事業所はヘルパーが食事をする分は自己負担です。ただ、事業所によっては利用者さんに出してもらうところもあるようです。


私の事業所では入店したお店がワンオーダーの場合に限り、その店の最低金額分のみヘルパーの分も支払いをお願いしています。

お願いしたら好きなだけ利用できるの?

各自治体にサービス利用の申請をします。それから移動支援を提供している事業所と契約して利用できます。



時間に関しては自治体より支給された時間数により決まります。日数は時間内であれば1日8時間でも2日に分けて4時間ずつでも事業所の予定が合えば好きにできます。


ちなみに外出介助が行えるサービスには4種類があります

・移動支援(自治体)

・重度訪問(国)

・行動援護(国)

・居宅通院(国・通院のみに利用できる)

今はややこしくなるので移動支援のみでお話をさせていただきますね。


ガイドヘルパーのお給料はどれくらい?

私の事業所では1220円で土日祝日は50円アップです。

移動支援の場合は自治体のサービスなので国からの補助金の処遇改善加算はつかないため、あまり時給が高くなりません。


もちろん事業所によってはもう少し高い時給のところもありますが、現時点で2000円を超える事業所は私は知りません。

必要資格

移動支援従業者養成研修(全身性、知的、精神)と障がいの種別により各資格が必要ですが、自治体によっては初任者研修を持っていたらどの種別のサービスにも従事することができます。

もしガイドヘルパーをやってみたいと思った時は、まず自治体に初任者研修だけでも大丈夫か聞いてみましょう。



いかがでしたでしょうか?

障がいのある方が外出するためには必ず必要なガイドヘルパー、需要は非常に高い職業です。

ただ、賃金は安くガイドヘルパーだけでは生活していくことは難しいでしょう。



ほとんどの方は他の介護サービスにも従事されていたり他の仕事をされている方が多いです。

私個人としては非常に楽しいことも多い仕事なので少しでもガイドヘルパーが増えることがあれば嬉しく思います。

もしガイドヘルパーに従事したい場合は移動支援従業者研修を受講する必要があります。

各自治体によっては初任者研修の資格があれば従事することができます。お住まいの自治体に確認してみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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