【シャッターアイランド】幻覚とその対応

訪問介護士の日常

周りで幻覚が見える方がいてどうしたらいいか対応に困っていませんか?

今回はそんな方に少しでも楽になっていただけたらと思い、僕の経験での実例を紹介していきたいと思います。

まずは自分には見えなくても相手が見えていることは事実ということを理解しましょう。


14年の介護士生活の中で幻覚が見える方とたくさん関わってきました。


その経験を生かして、少しでもお互いの心が楽になるような考え方をお伝えしますので是非読んでみてください。


否定すればするほどお互いがしんどくなる。

幻覚が見え始めた初期の頃、特に家族や友人は「何も見えてないよ」「何を言っているの?」と言って不安になると思います。


当時関わらせてもらっていた方のご家族が幻覚が見え始めました。他のご家族は「そんなのは無い」、「頭がおかしくなったのか?」などと見えた日はいつも揉めてしまい家族の心は離れてお互いを受け入れられない心情になっていたそうです。


見えていることは事実なんです

数ヶ月はそんな状態でご家族も困っていましたが周りの支援を受け徐々に理解されていきました。


ご家族が受け入れられる気持ちになってくると、見えている時は「そうなんだね」と最初は簡単な受け答えができるようになりました。


どんどん慣れてくると「自分には見えてないからもう少し教えて」など自分には見えてないことを伝えた上で発言ができるようになってきました。


そうすると、見えている方は相手には見えてないことにご自身も納得されます。


映画シャッターアイランド

レオナルド・ディカプリオさんが主演のシャッターアイランドという映画をご覧になったことはありますか?


ここから先はネタバレになります。気になる方は先に映画をご覧ください。映画の内容も非常に見応えがあり結末にはにびっくりしました。


今回の内容で説明しますと、あの映画そのものが「見えている世界」だと思います。

あの映画も現実と幻覚が入り混じっており、本人では境がつかない状態だと思われます。


否定せずにお互いの事実でお話する。

ご本人が見えていることは事実です。そのことを理解するだけで理解していない時よりも相手に近い目線と気持ちでお話できていると自信を持って言えます。


ただ、人によっては今回のような方法では良い関係性にならないこともあるかもしれないことはご了承ください。


最後に

周囲には見えてないことを理解している方のつらさを綴った記事があります。もしよろしければご覧ください。

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